パレスチナ:エジプトからガザ地区への支援物資、西岸では攻撃が激化
2026年03月09日付 Al-Ahram 紙

■西岸でパレスチナ人4人死亡、イスラ―ム協力機構はアル=アクサ閉鎖を非難
【ジェッダ、ラマッラー:本紙、諸通信社】
エジプト赤新月社は「尊厳の糧―エジプトからガザへ」イニシアチブのもと、第151回の支援キャラバンを派遣した。これは、ガザ地区への人道支援を調整する国家的メカニズムとしての同団体の継続的な取り組みの一環として実施された。
キャラバンは数百トンにのぼる多様な緊急支援物資を運び、86,865個以上の食料バスケット、約250トンの小麦粉、260トン以上の救援物資および個人ケア用品、さらに800トンの石油製品を含んでいた。加えて、テントや衣類などの冬季用品も運ばれた。
エジプト赤新月社は危機の発生以来、国境地帯での活動を続けており、ガザへの人道・救援物資の搬入を調整するため、各地の物流拠点で常時の準備体制を維持している。同団体によれば、これまでに6万5千人以上のボランティアの協力により、支援物資は80万トンを超えている。
一方、西岸地区では、イランとの戦争に国際社会の関心が向けられている状況を利用し、イスラエル人入植者がパレスチナの村々への攻撃を強めている。こうした攻撃により、過去2日間でパレスチナ人4人が死亡した。
ラマッラー近郊のアブー・ファラーフ村では、昨日未明に入植者が村を襲撃し、若者3人が死亡した。ジェリコ県知事で村の住民でもあるフセイン・ハマイル氏は、「入植者は最近、この地域周辺に入植拠点を建設し、住民が土地に近づくのを阻むため、住民の財産に対する攻撃を繰り返している。これは土地を奪取するための前段階だ」と述べた。
同氏によれば、先日未明ごろに始まった大規模な襲撃に対し、村の住民は石を投げて対抗したが、その後イスラエル軍が介入してパレスチナ住民を攻撃し、複数人が負傷した。
また別の事件では、ヘブロン南部のマサーフィル・ヤッタ地域にあるスーシヤ村への攻撃で、武装した入植者がパレスチナ人の若者1人を殺害し、その兄弟も負傷する事態が発生した。公開された映像には、イスラエルの軍服を着た攻撃者の1人が発砲する様子が収められている。
一方、イスラーム協力機構(OIC)事務局は、イスラエル当局が3月1日以来続けているアル=アクサ・モスクの閉鎖と礼拝者の立ち入り禁止措置を非難した。
同機構は、これらの措置が聖地の不可侵性と信仰の自由に対する明白かつ露骨な侵害であると指摘し、エルサレムとその聖地に対する攻撃の継続は緊張をさらに高め、地域の不安定化を招くと警告した。
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翻訳者:池内一生
記事ID:61774