2006-02-02  チューリッヒから朗報 -スイス戦制裁処分は重くならない?(Miliyet紙)

 トルコサッカー協会会長のハルク・ウルソイ、欧州サッカー連盟(UEFA)副会長シェネス・エルズィク、そしてFIFA会長のブラッターは昨日、チューリッヒで一同に会した。ウルソイは、スイス戦の制裁処分に関して「トルコに重い処罰は与えられないだろう」という考えを明らかにした。

 トルコサッカー協会会長のハルク・ウルソイは、UEFA副会長シェネス・エルズィク、そしてFIFA会長のゼップ・ブラッターと昨日チューリッヒで会合を開き、トルコ-スイス戦で起きた騒動の制裁処分に関する現況について話し合った。

 エルズィクUEFA副会長は、トルコサッカー協会が用意した弁明書を昨日夜おそくまで熟読したことを述べてから、「トルコ側の弁明は満足のいくものだ。調査もみな健全に行われていた。最終的な会合は金曜日に行う予定である。調査内容が全て、健全な手続きを踏んで行われたものと私は信じている。これで結果が一方的でなく健全なものになったのだから、私たちも少しは安心だ」と話した。

■「私が思ったとおりになってほしい」
 スイス戦の問題に関して、FIFAのブラッター会長と意見交換を行ったトルコサッカー協会のウルソイ会長は、「試合で起こってしまったことのせいで、あまりに多くの損をしてしまわないようにと願っている。願わくば、我々の思ったとおりになってほしい。トルコにとって良い結果がでるはずだ」と述べた。

 ゼップ・ブラッターFIFA会長と行われた会合は、終始和やかなムードだった。ウルソイは、「ブラッターは我々が予想したよりも、遥かに誠意を持って接してくれた。私が持った印象では、トルコに重い制裁処分は与えられないだろう」と説明した。トルコサッカー協会一行は、2月6日~7日に再びチューリッヒを訪れる。制裁内容は遅くとも2月9日には発表される予定である。ウルソイは、月曜日(1月30日)に行われたファティフ・テリム代表監督(※)との会見はポジティブなものであったことも明らかにした上で、「お互いに見解の相違はないことが明らかになった。トルコに戻ってから、サッカー協会幹部とこの問題を話し合い、決定を行う。そこで良い結果が出れば、テリムは続投することになる」と述べた。

※ファティフ・テリム・・・1月30日にウルソイ会長と会合し、ナショナルチームの監督の続投問題について話し合いを行った。(ファティフ・テリムは試験採用であったため。)

URL: http://www.milliyet.com.tr/2006/02/02/spor/axspo05.html

(翻訳者:田林 玲)

編集      ニュース一覧ヘ