火災から3日経過したにもかかわらず、冷却作業は26日(昨日)も続いた。火災に関する捜査を開始したバクルキョイ検察局は、事故現場で捜査を続けた。検察局は火災発生の法的責任を調査するため、イスタンブル工科大学、消防局、警官らから構成された技術委員会をたちあげた。加えて、目撃者ならびに貨物部で働いていた人々の証言をとる作業が続けられた。貨物の所有者らは、検察局の調査終了後に現場に入ることができるとわかった。瓦礫の下に数百万ドルもの黄金と外貨があるというニュースをうけて警察は、現場の安全対策を強化した。ハヴァシュ社のネジャト・ユジェル社長は、火災が貨物倉庫の外で発生したと主張した。
■近年で最も大きな火災
ギュレル知事は、火災が近年で最大の火災であったと強調した。また「火災初期での対応が残念ながら行われなかった。」とも述べ、次のように続けた。
「中に貴重品があった可能性があります。しかしこれらの一部は火災から影響を受けない種類の金属です。ただこれに含まれないものがあれば、たとえば紙幣のような貴重品はかなり高い確率で燃えてしまっている可能性があります。」
■貨物機はチョルルへ
交通省事務次官補佐バルシュ・トザル氏は、交通大臣が貨物専用機をチョルルへ向かわるよう指示を出したことを明らかにし、チョルルの空港を『カーゴ・ヴィレッジ』プロジェクトにとりこんだと述べた。トザル氏は、「これから後は、貨物専用機はチョルルの空港のみを使用する予定です。代替空港としてはサビハ・ギョクチェン空港が使われる予定です。アタテュルク国際空港の収容能力は現時点でいっぱいとなりました。」と述べた。
URL: http://www.milliyet.com.tr/2006/05/27/guncel/gun01.html
(翻訳者:古瀬 由加里)
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