28日(昨日)、捜査を担当するバクルキョイ共和国検察局のオメル・ギュネル・サザク検察官が総括する専門委員会、警察、貨物会社の担当者が見守る中、チェレビ・システム・ロジスティック社の特別室にあった鋼鉄製金庫が開けられた。
金庫の中にあった貴重品はタグすら被害にあっておらず、国際送金のために保管されていた1400万ドル、そして5000万新トルコリラ相当の黄金も火災の被害にあっていないことが確認された。調査では400キロの溶けた銀が見つかった。
トルコ原子力機構(TAEK)オカイ・チャクルオウル会長は、放射能もれがあるとの主張は現状に即していないとし、チェルノブイリのような放射能の脅威は起こっていないことを明らかにし、次のように続けた。
■ チェルノブイリの二の舞にならなった
「周辺環境や人々の脅威となる可能性や、危険にさらすようないかなるデータも測定されませんでした。我々はただ測定をしているだけでなく、空気、水、土からサンプルも取っています。人々に害を与えうる物質は何もありません。そのような物質があるとも考えていません。なぜなら火災現場にどんな材質のものがあったのかを把握しているからです。
ここには消防隊や作業を続ける人々がいます。その人々が被害にあわないように、必要な対策をとりました。火災現場にあった放射能物質は、2日前に取り除かれました。火災現場には一定量のヨウ素131放射能缶がありました。瓦礫の撤去作業時に傷つけないよう、コンクリートで固められ固定されました。コンクリートは放射能の拡散を防ぎます。」
■放射能漏れがある中で働きますか?
イスタンブル国際空港の民間管理オフィスのM.ヴェダト・ミュフテュオウル局長は、放射性物質がおいてあった貨物部門での火災で放射能漏れの疑いがあるという主張に対して次のように回答した。「私は放射能漏れがあるなかで働くほど愚かではありませんよ。ここは国際空港です。放射能漏れがあったとしたら、飛行許可がでると思いますか?」検察局の担当者らは、調査のために足を踏み入れる全ての場所で、最初に放射能の測定が行われたと述べ、危険なしと確認されたので内部へ入ったと説明した。
URL: http://www.milliyet.com.tr/2006/05/28/guncel/gun01.html
(翻訳者:井上さやか)
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