2006年08月02日付アル・アハラーム紙(エジプト)HPアラブ世界面
【ガザ:アシュラフ・アブルホウル、諸通信社】
イスラエルがガザ地区への攻撃を激化させる中、イスラエルの偵察機が昨日、ガザ北部のベイト・ラヒヤでパレスチナ人の群集を爆撃、若い男性と女性が死亡、4人が負傷した。
保健省の救急救命部長であるムアーウィヤ・ハサネイン氏によると、死亡したのはアーリフ・アフマド・アブーカーイダ(15歳)とメルバト・アブーシャラフ(24歳)で、4人の負傷者の中には重傷者も含まれる。
また昨日の同じ時刻、イスラエル軍はラファハ空港近くへの侵攻作戦を行い、手製ミサイルの発射基地とみられる何ヶ所かを砲撃した。(中略)
他方、イスラエルはパレスチナ立法評議会の副議長であるハサン・フレイシャを一ヶ月間拘留した後、釈放した。フレイシャは昨日の釈放後の会見で、イスラエル当局はパレスチナ人活動家がイスラエル兵を捕虜にした直後に彼とその他何十人かのパレスチナ政府メンバーを逮捕したことを明らかにした。
フレイシャ氏は、「イスラエルに対する殉教作戦の扇動や、イスラエル兵の拘束について尋問を受けたが、私がハマースのメンバーでないことが確認されたようだ」と述べた。
同じ頃、パレスチナのナビール・シャアス前情報相は、イスラエルとの間で行われている協議は前進し、イスラエル兵解放の見返りにパレスチナ人受刑者を釈放し、相互停戦するという交渉段階に達したと発表した。釈放されるパレスチナ人の数は700人に及ぶ可能性がある。
URL: http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/ahram/060802ahram_ky2.mht
(翻訳者:山本薫)
編集 ニュース一覧ヘ