■ 国会、今日の抗議集会への参加で全会一致
■ ビッリー議長、本紙に語る「封鎖終結まで議事堂で寝る」
■ セニョーラ首相、ライス長官に「これ以上の封鎖の継続は絶対に受け入れられない」
2006年09月02日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
レバノンでは今日、イスラエルが港湾および空港に対して行なっている封鎖の解除に向けて、国会議員の一致団結したキャンペーンが開始される。また国際社会の重要な各方面との連絡もひきつづき行われており、もっとも最近のものとしてはフアード・アル=セニョーラ首相がストックホルムからの帰国後、アメリカのコンドリーザ・ライス国務長官に連絡をとり、首相の広報事務所によれば「イスラエルのレバノンに対するこれ以上の封鎖継続は絶対に受け入れられない」と伝えた。
本紙の得た情報によれば、現在行われている努力は近日中に、ベイルート国際空港を手始めとする段階的な封鎖解除という形で結実する可能性もあるという。一方、国連のコフィ・アナン事務総長がダマスカスで行なった協議について外交筋が述べたところでは、協議の反響は報じられているほどのものではないという。
ナビーフ・ビッリー国会議長は昨日、国会議事堂で今日の朝に実施する予定の国会議員による抗議の泊まり込み集会に向けての準備を進めた。これに対して各会派から支持が表明され、内閣運営をめぐって表面化した分裂を乗り越えての団結が示された。
ビッリー議長は本紙の質問に答えて、「泊まり込みは昼も夜も続行する。私はレバノンの空港および港湾に対する封鎖が解除されるまで、国会議事堂で寝る」と語り、今後の行動については各会派の代表と協議すると述べた。また、「封鎖が継続されれば、安保理決議第1701号が封鎖されることになる。決議は窒息に追いやられ、違反をもたらすことになるだろう。そして勿論、イスラエルが破壊したものの再建にも悪影響をもたらすことになる」と付け加えた。
(後略)
URL: http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/nahar/060902nahar_smori.mht
(翻訳者:森晋太郎)
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