パネルディスカッションにはムクタダー・サドル派、イブラヒム・ジャファリ派、イヤッド・アラヴィ派、アブデュルアジーズ派、サリフ・ムトラク派、イラク・トルクメン戦線、トゥルメネリ党、イラク・イスラム党、クルドイスラム連合、ヤズィード派、アスリ民主運動、イラク共和国者連合の代表が参加する。パネルディスカッションはヒルトンホテルで行われる。
「キルクーク2007」のパネルディスカッションでは、キルクークの将来とその地位が、初めて包括的に議論されることとなり、ここでとりまとめられた解決方法が、国際協議の場に提案されることになる。GSE理事長のエルジュメント・オクチュ氏は、最近、完全に対立しているスンナ派とシーア派の幹部が長いブランクを経て初めてアンカラで一同に相会し、キルクークについて話し合うことを明らかにし、さらに「この会議はトルコを始めとして周辺の中東諸国によっても注目されるだろう」と述べた。
■トルクメンの人口は減少
この状況下で、ある諜報レポートによれば、イラク戦争が始まった2003年3月から今日まで、キルクークとテラフェルから移住してきたトルクメン人の数は20万人を越える一方、ここ2年間でキルクークとその周辺に5万人に近いクルド人が定住した。クルド人のキルクークへの定住は、メスット・バルザニ率いるイラククルド民主党(IKDP)が執り行っている。IKDPは、これらの地域に定住したクルド人たちに融資の機会を提供している。今まででサラハッティン、スレイマニエ、ムスル、キルクークに生活する23万5千人のクルド人が、定住のため融資を受けた。
その一方でアメリカが支援するクルド人ゲリラのペシメルゲ勢力が時々実行してきた作戦は、トルクメン人が故郷を捨てた最も大きな要因として認識されている。
(翻訳者:山本裕一)
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