共和人民党バイカル党首、辞任は全面否定
2007年07月25日付 Radikal 紙

選挙結果が明らかになった後、2日間家に閉じこもっていたCHPのデニズ・バイカル党首は、昨日(24日)マスコミの前に姿を現し、辞任しないと述べた。

CHP 総本部での発表で、「AKPを祝福します。国民の決定に敬意を表します」と話し始めたバイカル党首のメッセージは次の通り。

■辞任要求はありません: CHP内部からは、私の辞任に向けた動きはないように思います。一部の、CHPでさえない様々なグループにおいてこのような動きがあることは知っています。トルコのメディアでも、熱狂的にこれを利用していることはわかっています。注目するほどの事態ではありません。この状況は、メディアが熱狂する原因になりえますが、我々の政治には影響しません。

■国民をだましたことはありません: 私が辞任しないことで、私に対する信頼が傷つくことはありません。私は、自分がトルコで最も信頼できる政治家の一人であることを知っています。国民をだましたことは一度もありません。CHPも信頼に足る政党です。

■我々は党を作り上げようと努力しています: 我が党は9月12日(訳注:1980年9月12日の軍部によるクーデター)に閉鎖されました。92年に再び党を結成しました。4.7%の票を獲得しました。我々はこの得票率から出発したのです。それに続いて、最初の選挙である1995年の選挙で10.7%に上がりました。我々は党を作り上げようと努力しています。わが党は9月12日に閉鎖され、4.7%から出発して継続に努めています。2002年には19.4%の票を獲得しました。今日も十分ではありませんが、我々の票は1.5%増加しました。今私に辞めろというならば、私は1995年に辞める必要があったのでしょうか? 1994年の最初の選挙で4.7%の票を獲得したために辞めるべきだったのでしょうか? 政権に就けない=負け、という考えがありますが、これは正しい考えではありません。

■党大会の必要はありません: 党大会や、新たに信任を問うことが必要であるとは考えていません。もう一度立て直すことが必要であり有益であると見ています。この選挙で我々が望んだほど急速に票が伸びなかったことの、我々側の原因を調べます。CHPの政治声明の内容については変更を考えていません。表現のスタイルや方法に関して、あらゆる評価を我々は受け入れます。

■我が党の得票数は増加しました: CHP は正しい目的のために正しい政治と共に積極的に活動してきました。CHPの得票数が120万票伸びたことには大きな価値があります。我々はこれらの票を守ります。

■和解も可能です: 和解を通じて大統領選挙が行われる必要があると信じています。我々はこれからも和解や協力を続けます。エルドアン首相は私に電話をくれました。我々は話し合いました。首相はいずれ我々を訪問すると明らかにしました。この問題について政治的なやり取りが行われるでしょう。首相が提示する候補を見た後、我々も必要なことを行います。

■危険はなくなっていません: 共和国に対する危険がある、という現実は、一度の選挙の結果くらいでなくなることはありません。このような危険がある。この危険は今後も続くだろうと懸念しています。

■ロードス島は冗談でした: 冗談がこれほど本気にされたことは、我々の政治にどれほどユーモアが必要であるかを示しています。まだこのような話を続けているとは、笑ってしまいますね。(訳注:選挙前、バイカル党首は「選挙で勝利できなければロードス島まで泳いで行ってやる」と語っていた。)

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:11476 )