イスラエル大統領、革命後のイスラエル・エジプト関係が変容することに警告
2011年04月21日付 Al-Ahram 紙
■ ペレス大統領、革命後のエジプト・イスラエル関係が変容することに警告
2010年04月21日『アル=アハラーム』紙
【テルアビブ、ロンドン:諸通信社】
イスラエルのシモン・ペレス大統領は昨日、イスラエルとエジプトを結ぶ歴史的関係が1月25日の革命を受けて変化することに警告を発した。
イスラエル軍ラジオによると、ペレス大統領は両国を結ぶ歴史的関係の継続を希望すると明言し、イスラエルがアラブ世界における民主的変革を無視しようと努めているという国際的な非難 を完全に否定し、まったく根拠がないと強調した。また、「イスラエルは自由と民主主義がアラブ世界に定着することを願っている」と述べた。
同時に、ロンドンに本部を置く反過激主義の研究機関「キリアム財団」 は先週木曜日にイギリス外務省代表団がアレキサンドリアのムスリム同胞団本部を訪問したことを非難した。ムスリム同胞団のウェブサイトは、代表団を率いたのがマリー・ルイズ・アーチャー総領事とマーティン・ヒトリンゲン対外関係調整官だった と明らかにし、アーチャー総領事が「この訪問はエジプトにおける今般の政治的変革後、協力と文化的相違の受容を拡大するための英国の努力の一環として行われた」と述べたと伝えている。
しかしキリアム財団は、「ムスリム同胞団のエジプトでの役割は明らかだが、このような関係を利用して欧米に敵対する計画を拡大し、リベラルなイスラームの声を周縁化してきた歴史を持つ集団の代表とイギリス政府が会合を行うことなど考えられない」と述べた。
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( 翻訳者:西方真帆子 )
( 記事ID:22215 )