チュニジア:選挙を前に治安部隊とテロ組織が衝突
2014年10月24日付 al-Hayat 紙


■チュニジア軍がテロリストを包囲、選挙妨害の計画を阻止

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャラースィー】

チュニジア当局は昨日(23日)、次の日曜日に開催予定の議会選挙を妨害しようとするテロ計画を阻止した。治安部隊は、テロ組織の武装集団が市民を殺害した後に彼らと衝突し、その後、組織の他のメンバーが複数の女性および子供と共に立てこもった住居を包囲した。包囲に際しての銃撃戦で、治安部隊のメンバー1人が死亡、1人が負傷した。事件は、議会選挙を安全に行うための厳戒態勢の下、かつ選挙の正当性をゆるがすテロ攻撃に対する警戒措置の下で起きた。武装集団との戦闘は(首都の15キロ以西)マヌーバ県にある「ワディ・ライル」地域で勃発した。

ムハンマド・アリー・アラウィー内務省報道官は記者会見の中で、包囲した「住居には、少なくとも男女各2人、および複数の子供」がいると指摘した。加えて、女性と子どもたちは「人質ではなく」、「1人のテロリストの家族」であると述べた。さらに、武装集団が治安部隊による女性と子供の解放要求を拒否したとも付け加えた。

同報道官は、女性が爆弾ベルトを身につけている可能性を排除しなかったが、住居に「爆弾が存在するという情報がある」とだけ述べた。一方で、近隣住民が「人質」として拘束されている可能性は否定した。また同報道官は、この事件が昨日未明(23日)の武装集団戦闘員の拘束に端を発していること、彼らが「カラシニコフ」の自動小銃を所有していること、それに先立ち、「彼らに気づいた」民間企業の警備員が殺害されたことを明らかにした。また住居突入の試みが、拘束された戦闘員が立てこもっている「テロリスト」集団に関係していると発覚した直後、「先行した」治安作戦として行われたとも指摘した。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:土屋実咲 )
( 記事ID:35661 )