モロッコ:「ダーイシュ」参加を試みた外国人逮捕
2014年10月29日付 al-Hayat 紙

■モロッコ:フランス人二名とアルジェリア人一名を「ダーイシュ」に加入を試みた容疑で逮捕

【ラバト:ムハンマド・アシュハブ】

モロッコ当局は、フランス人、フランス国籍のモロッコ人、アルジェリア人の3人の容疑者を逮捕したことを発表した。3人は、イスラーム国(ダーイシュ)への加入を計画していた疑いがある。

モロッコ内務省は声明の中で、フランス人とモロッコ人の容疑者はモロッコ西部のクネイトラ市で逮捕され、2人が「過激思想を信奉しており、シリア・イラク地域のテロ組織ダーイシュに加わる寸前であった」と指摘した。声明によると、容疑者2人はフランスからモロッコへ向けて出発し、「インターネット上で、テロ行為やダーイシュの戦闘員が行っている蛮行を称賛する映像や音声のクリップ集の配信、翻訳する作業」に取りかかった。声明は、フランス人とモロッコ人2人の容疑者を、「いわゆるダーイシュが行っているようなカリフ制を、モロッコに流布させた」と非難した。いわく「2人はこのテロ組織の自称カリフ、アブー・バクル・バグダーディーに忠誠を誓っていた」。

またモロッコ当局は、アルジェリア人の容疑者をモロッコ中部のフェズ市で逮捕したと発表した。この容疑者は、モロッコ国内に不法滞在しており、以前に両親の手引きで「ダーイシュ」に加入していたモロッコ人女性と結婚している。内務省の声明は、アルジェリア人容疑者は「ジハード主義思想を信奉しており」、妻とともに「シリア・イラク地域での破壊計画に参加する目的でこのテロ組織に加入する計画を立てていた。また、同容疑者はこの緊迫した状況の中心で活動しているダーイシュの戦闘員らと強いつながりを持っていた」と強調した。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:井上紗耶加 )
( 記事ID:35718 )