シリア:アイン・アラブのおよそ9割を自由シリア軍とクルド人部隊が支配
2014年11月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ラッカ革命家旅団司令官が証言:アイン・アラブの90%は自由シリア軍およびクルド人戦闘員の支配下にある

【アレッポ:アナトリア通信】

反体制派のラッカ革命家旅団現地司令官であるアブー・イブラーヒーム氏は、「自由シリア軍およびペシュメルガ部隊の支援を得ているクルド人グループ複数は、シリアのアレッポ県北東部に位置するアイン・アラブ(コバーニー)市の90%を制圧した」と報告した。

アブー・イブラーヒーム司令官は、アナトリア通信の記者に対し、テロ組織ダーイシュ(イスラーム国、ISIS)が2カ月以上前から続く衝突を経て大きな損害を被ったことを明らかにし、アイン・アラブ周辺部では戦闘が続いていると指摘した。

同司令官はさらに、「自由シリア軍およびペシュメルガ部隊の支援を得ているクルド人グループ複数は、コバーニー市の90%を制圧するまでに支配権を拡大した。同市の中心部では衝突は発生しておらず、大半の区域からダーイシュを駆逐した。クルド人グループはチェックポイントを1カ所管理しているのに加え、同市東部の工業地帯も制圧した」と述べた。

同司令官はまた、自身の所属部隊がダーイシュとの戦闘において前進を続けていることを指摘し、衝突の場は市外に移ったことを述べた。

同じ文脈で、当該地域で活躍している活動家のムスタファー・アブー・ラシード氏は、米国主導の有志連合の戦闘機がアイン・アラブ市外にあるダーイシュの拠点複数を空爆したと報告し、ダーイシュは同市で大きな損害を受けたと指摘した。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:35969 )