サウジアラビア:パレスチナ問題終結を呼びかけ
2014年11月25日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビア:イスラエルの占領を終結させるための安保理の努力を支持するよう国際社会に呼びかけ

【ニューヨーク:本紙】

サウジアラビアは、イスラエルによるパレスチナとアラブの領土に対する占領を終結させるためのタイムテーブルを設置しようとする国連安全保障理事会の努力を支援するよう、国際社会に呼びかけた。

これは昨日(24日)夜、サウジアラビア王国国家顧問で、常駐代表部の臨時担当官代表部副代表アブドゥルムフスィン・イリヤース氏によって出された声明の中で発表されたもので、国連第69回総会の議題である「パレスチナ問題」のなかで、出席各国に向け、イスラーム協力機構の加盟国を代表して発表された。

このなかでイリヤース氏は、「およそ2年前、国連決議67/19をもって、国連はパレスチナを非加盟のオブザーバー国として国連の一員であると認めた。この決定と、それにより受ける事の出来た圧倒的な支援は、歴史的な過ちを正すための重要なステップであった。また、この決定は、イスラエルに対して、同国が大いなる努力を傾けて確立しようとしている現在の状況は、国際社会にとって受け入れがたい、ということを示す重要なステップであった。」と語った。

また同氏は本件について、昨年は国際社会全体が、イスラエルによる占領の終結と二国家案に基づく恒久平和実現のための交渉のプロセスのために結束したと語った。またもしイスラエルが妥協していたならば、何十年にも渡って続くパレスチナ人民に対する実際的な攻撃を終結させるためのこのような努力や支援は可能であったと指摘した。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:篠原桃子 )
( 記事ID:35982 )