シリア・トルコ:エルドアン大統領、シリア危機におけるアメリカの対応を批判
2014年11月27日付 al-Hayat 紙


■プーチンはテロとの闘いに臨む、エルドアンはアメリカの「無礼」を批判

【モスクワ:ラーイド・ジャバル;ロンドン、アンカラ、ベイルート:本紙、AFP、ロイター】

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は昨日(26日)、シリア危機におけるアメリカの「無礼」を批判した。このことは、米国のジョー・バイデン副大統領が数日前にトルコを訪れ、二国間の溝を埋めようとした試みが失敗したことを印象付けた。一方モスクワ当局は、シリア政権の代表団との協議を終え、「テロとの闘いの優先」を確認し、政権の「力を強化する」と誓約した。

エルドアン大統領はアンカラにおいて、「イスラーム国」(ダーイシュ)との戦いについてワシントン当局がトルコに対して行った要求について言及し、「あなた方には、われわれが無礼な態度や無遠慮な要求に反対しているということを知ってほしい」と述べた。同大統領はまた、バイデン副大統領の訪問のことを指し、「誰かさんはいったいなぜ、1万2,000キロもの距離を進み、この地域への関心を表明しに来たのか?」と付言した。

ワシントン当局の圧力にもかかわらず、トルコ政府は、アイン・アラブ市においてクルド人部隊側に立って軍事介入を行うことを拒否し続けている。エルドアン大統領は、「独裁者(バッシャール・アサド)が30万もの人々を殺したときに、(米国人たちは)単なる傍観者でいることで満足し、アサドの野蛮さの前で黙りつづけていた。そして今も、コバーニー(アイン・アラブ)の戦局を前にしながらも、国際世論の感情をもてあそんでいる」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:35988 )