エジプト:ラファ検問所を開放
2014年11月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプトで足留めされているパレスチナ人のガザ入国のため、二日間連続で検問所が開放される

【ガザ:アナトリア通信】

木曜日(27日)、エジプト当局はエジプトで足留めされているパレスチナ人がガザに入国するため、約一カ月間閉鎖を行なっていたラファ検問所の開放を継続した。

ガザの検問所所長であるマーヒル・アブー・サブハ氏はアナトリア通信に対し、エジプト当局がガザ地区南部の国境に位置しているラファ検問所を、エジプトで足留めされている旅行者達をガザに入国させるために2日間連続で開放し続けていると述べた。

また、アブー・サブハ氏はエジプト以外の国で足留めされているパレスチナ人に関しては、今でもラファ検問所を通過しての帰国が許されていないことを明らかにした。

さらに同氏は、検問所はエジプトで足留めされているパレスチナ人のみ解放されているが、他国で足留めされているパレスチナ人の帰国や、検問の継続的開放に関してエジプト側との集中的な折衝を行なっていることを付け加えた。

同氏はエジプト当局に対し、ガザ地区在住のパレスチナ人の困難を軽減するため、出入国双方向で検問所を開放するよう訴えている。

水曜日(26日)、足留めされていた旅行者がガザに入国するため、エジプト当局は約一カ月間閉鎖の後、ラファ検問所を開放した。

エジプト当局は、エジプト側で足留めされていたパレスチナ人をガザに入国させるため、二日間連続で検問所を一方向に限定して開放することを決定した。

またエジプト当局は先の10月24日にエジプト軍に向けて行なわれたがシナイ北部(北東)での攻撃の直後に、ラファ検問所を閉鎖した。公式発表によるとこの攻撃の結果、31人が死亡、30人が負傷した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:長田可柊子 )
( 記事ID:36001 )