チュニジア:新内閣は信任目前
2015年02月04日付 al-Hayat 紙


■チュニジア:本日、新内閣が議会から信任

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジラースィー]

チュニジア議会は今日、一昨日公式に発表されたハビーブ・サイド内閣を信任するための通常国会を開会した。一方、バージー・カーイド・スィブスィー共和国大統領は、アルジェリアのアブドゥルアズィーズ・ブーティフリーカ大統領との会談のため、同国を訪れた。これはスィブスィー大統領にとって、先月大統領に就任して以来二つ目の公式海外訪問となる。

政府は議会の最大ブロック、つまり、世俗派の「チュニジアの呼びかけ」(86議席)とイスラム系「ナフダ」(69)に加えて、「自由愛国同盟」(16)、「チュニジアの展望」(8)、また多くの無所属議員からの支持を獲得している。このことを踏まえ、議会内の勢力バランスの観点から、「政府は三分の二以上の議員の支持を得る」との予測が飛びかっている。

一方、左派「人民戦線」は、チュニジア議会において野党勢力を率いている自身の立場について発表した。「人民戦線」は、新政府のカルテット同盟に次ぐ最大の政治ブロックである。

チュニジア憲法は、野党勢力に対して一部の特権を保証しており、そのうち重要なのが、財政委員会の委員長と決定権を持つポスト、他の委員会の副委員長、さらに公式の議員代表団への参加である。「チュニジアの呼びかけ」の指導者らは、「ナフダ」党議員の一部からの反対があるにもかかわらず、議会政党ブロックのメンバー全員が政府に賛成票を投じると断言している。

(後略)

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( 翻訳者:坂田優菜 )
( 記事ID:36815 )