シリア:アレッポでシリア政府・クルド人の間で戦闘、ダマスカス近辺でも衝突
2015年02月05日付 al-Hayat 紙

■アレッポでシリア政府・クルド人の間で戦闘…ダマスカス近辺でも衝突

【ロンドン:本紙】

昨日(4日)、シリア北部のアレッポ市でクルド人戦闘員との新たな衝突が発生する中、シリア政府軍は同市郊外の奪還を目指した。一方、ダマスカス東部にあるドゥーマー市の周辺では戦闘により死傷者が発生した。またシリア南部と同北部西方の複数の地域への空爆が継続された。

「自由シリア軍」は、マイヤーサート高地を制圧し、アレッポ郊外のハンダラート難民キャンプへと展開した。反体制派は、シリア第二の都市であるアレッポへの「戦略的前進によって、シリア政府による同地の統治強化を防ぐことができる」と考えていた。

しかし、活動家達は昨日(4日)、「マイヤーサート高地における激しい戦闘と双方における死者の発生」について語った。また「シャーム軍団」は「アレッポ郊外南方のハーン・トゥーマーン村のシリア軍哨所をMetis-M対戦車ミサイルで攻撃し、少なくともシリア軍兵士2人を殺害した」と発表した。

「シリア人権監視団」によれば、「戦闘はアレッポ市北部のアシュラフィーヤ地区で、戦闘大隊、イスラーム大隊、クルド人民保護部隊と、国防軍の支援を受けるシリア政府軍との間で繰り広げられ、戦闘地区における相互への爆撃が行われた」。

これは、シリア北東部のハサカ市での不定期な戦闘発生後、シリア政府と「クルド人民保護部隊」の衝突がアレッポへと拡大したことを示している。

(後略)

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( 翻訳者:所巧 )
( 記事ID:36831 )