アルジェリア:外国人誘拐を計画していたテロリストを軍が殺害
2015年02月07日付 al-Hayat 紙


■アルジェリア:外国人誘拐を計画していた4名を殺害

【アルジェ:アーティフ・カダードゥラ】

アルジェリア軍は、同国南部での、イスラーム国(ダーイシュ)を支持するリビアのサラフィー主義組織の利益を計る目的の外国人誘拐計画を阻止した。軍の特殊部隊は先週、テロリスト4名を殺害し、もう一名をタファサセット地区にある砂漠の私道に建てられた潜伏場所で逮捕した。同地区は、アルジェリア、ニジェール、リビアとの国境沿いの三角地帯に位置する、乾燥した渓谷地帯である。治安情報筋は、砂漠地帯の諸都市には外国人がいたと見られていたことを指摘した。

同筋はまた、テロ対策部隊が、アルジェリア最南に位置するタマンラセット県の観光地における、リビアのジハード主義集団による外国人誘拐の企てに対して、極秘の捜査網を敷いていたと述べた。これをうけて、複数の捜査官が首都アルジェからイリジ県およびタマンラセット県へ向かった。

また本紙は、治安部隊が、ヨーロッパ人観光客をアルジェリアの砂漠地帯へと斡旋している旅行代理店に対して、「タッシリ・ナジェールやアハガル山地」に代表される多くの観光地への旅行プランを禁止したとの情報を得た。しかし、タマンラセットの北東部に位置する「アセクレム高原」(首都から2000キロ南)はその唯一の例外である。ハイレベルの情報筋は本紙に対し、この決定は「ダーイシュがアルジェリア領土からの外国人誘拐を企てているとの情報を受けて出された、純粋な治安措置である」と説明した。

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( 翻訳者:三上耕作 )
( 記事ID:36840 )