イラク:首相、「ダーイシュ(ISIL)」と戦う志願兵の存在を強調
2015年02月08日付 al-Hayat 紙


■イラク:アバーディー首相は、アンバール県に4000人の対「ダーイシュ」志願兵が存在することを強調

【バグダード:本紙】

イラク首相ハイダル・アバーディー氏は、イラクはテロによる治安問題や、世界的な原油価格の下落に伴う経済問題に直面していると述べた。アバーディー氏はまた、アンバール県の住民からなる4000人の志願兵が存在し、彼等は「ダーイシュ」と戦う準備があると指摘した。

イラク政府は昨日(7日)、アバーディー氏がドイツのイラク人コミュニティーとの会談の際に述べたコメントを発表した。同氏はその中で「イラクは現段階において、テロ、経済、地域情勢問題など、数々の課題に直面している」と述べた。また「イラクに宗派主義をもたらしたテロリズムは、今日では最重要課題である。ダーイシュによるこれらのテロは、破壊とイラク人の殺戮をもたらした」と付け加えた。

アバーディー氏は、ダーイシュが打倒された後「ダーイシュによって破壊された都市を再構築する段階が待っている。従って、ダーイシュから解放された都市への復興資金を提案し、この復興のための予算として4.4億ドルを割り当てた」と強調した。また同氏は「イラクの経済的問題は、原油価格下落の結果としてもたらされ、国家予算への多大な圧力となっている。イラク政府は経済支援のため代替財源の探索を含む、一連の対策や改革を通じでこの課題を克服するために動いている」と指摘した。

首相はまた「我々が直面している地域の課題は、すべての近隣諸国との共通の利益を基盤にした協力関係構築にかかっている」と説明し、国際有志連合の空爆、訓練、助言による対ダーイシュ戦への支援に言及した。

(後略)

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( 翻訳者:穴迫楓 )
( 記事ID:36851 )