シリア:軍がアレッポで反体制派に対して猛攻撃
2015年02月18日付 al-Hayat 紙
ハマー郊外でロケット弾の用意をする反体制派(ロイター)
ハマー郊外でロケット弾の用意をする反体制派(ロイター)

■アレッポで反体制派に対する広範な攻撃…反体制派はデミストゥラ氏を批判

【ロンドン、ベイルート:本紙、ロイター、AFP】

シリア軍は、ヒズブッラー戦闘員や親政権義勇兵の支援を受け、反体制派の兵站路の遮断と、トルコ国境付近にある親政権の2つの町の包囲を解除をめざして、シリア北部のアレッポ農村で攻撃を開始した。

攻撃は、シリア危機の解決に向けたスタファン・デミストゥラ共同特別代表の努力に関する報告書がニューヨークでの安保理会合に提出される数時間に行われた。この会合では、アレッポ市戦闘停止に向けた特使の案について審議がなされる予定だ。

シリア軍前線筋はAFPに対して、戦闘が「非常に重要である。アレッポでの戦闘は総じて我々(シリア軍)にとって重要だ」と述べ、「目標はアレッポ市の包囲網の解除と、半年以上前からん「ヌスラ戦線」が包囲しているヌッブル市とザフラー町の包囲解除だ」と付言した。

同消息筋によれば、シリア軍は昨日の朝の攻撃で、アレッポ北部農村の「複数の町や村」の制圧に成功した。同地は、反体制武装集団が、食料・軍事支援物資輸送に用いる、トルコに伸びる主要道路を制圧している。同消息筋はまた「複数の前線において、武装集団に対して、迫撃砲やロケット弾による砲撃が行われるなか、きわめて激しい交戦が起きている」と明言したうえで、「作戦はすべての決意と力をもって継続されるだろう」と強調した。

(後略)

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( 翻訳者:内海菜生 )
( 記事ID:36952 )