イスタンブルで最大60cmの積雪
2015年02月18日付 Hurriyet 紙


イスタンブルで終日、断続的に所々で集中して続いた降雪は夜間も衰えることはなかった。イスタンブル海岸部で5-10cm、イスタンブル県郡部で10-25cmの積雪量が観測された。積雪量はチャタルジャ郊外、ビンクルチ、アイドスでは40-60cmに上った。気象庁は、金曜以降、イスタンブルで雪が降り止むだろうと発表した。

気象庁第1地方総局の情報によれば、積雪はイスタンブル全域で今日2月18日正午まで断続的に続く事が予
想されている。

金曜日、内陸部でみぞれ、標高の高いところでは小雪が降ると予報されているが、夕方頃からイスタンブルではやむ模様である。

昨日2月17日に最高気温1℃と観測されたが、今日の気温は最低-2℃、最高3℃となる模様。金曜日は最低2℃、最高5℃前後になると予想されており、週末時点で3-6℃上昇し、この時期の平均に達すると予想されている。

イスタンブル海岸部で5-10cm、イスタンブル県郡部で10-25cmの積雪量が観測された。積雪量は、チャタルジャ郊外、ビンクリチ、アイドスで40-60cmに上った。

積雪量が一層増すと予想される一方、強風を伴い、時折吹雪となり、視界が100m以下まで低下する模様である。

他方、当局は市民及び運転手が霜、凍結、視界不良に注意するよう警告した。

■ マフムトベイ‐ハドゥムキョイ間で激しい積雪

イスタンブル広域市からの発表によれば、昨晩イスタンブルで降り始めた降雪は、TEM高速のマフムトベイ‐ハドゥムキョイ間で猛吹雪と化した。

坂道で立ち往生したTIR(長距離輸送用大型トレーラー)3台が交通停滞を引き起こした。イスタンブル広域市チームは、幹線道路の管理区域に増援チームを派遣した。同区域にTIRが多数立ち往生していたため長い渋滞が発生した。道路管理局の大型クレーン5台、レッカー車3台、除雪車4台、消防隊の6x6x6型災害対策用救助車両が現場で活動した。同車両は、バリケードを取り除き反対側からTIRが立ち往生している区域へ向かった。

吹雪により閉鎖された道路で運転手や市民に温かいスープ、紅茶や携帯食が配布された。

■ 積雪量

昨日午後5時20分時点でチャタルジャ郊外、ビンクリチ、アイドスで40-60cm、チャタルジャ、エセンユルト、ベイリキドゥズ、ハドゥムキョイ、セリムパシャ、バシャクシェヒル、アルナヴトキョイ、ウール・ムムジュで35-44cm,チャヴシュバシュ、マルテペ、ベイコズ、サンジャクテペ、ポロネズキョイで27-33cm,チェクメキョイ、ウムラニイェ、マスラク、ギョクテュルク、ケメルブルガズで18-24cm、キャウトハーネ、ベシクタシュ、シシュリ、カドゥキョイ、ウスキュダルで15-22cm,ジャッデボスタン、スアディイェ、バクルキョイ、フロリャで8-12cmの積雪が観測された。

■ TEM高速道で雪に囚われる

TEM高速道エディルネ方面ウスパルタクレ地点で車両の多くが立ち往生した。立ち往生した車両により、同高速道は封鎖された。

多数のTIRが高速道の各方面でエンジンを切るや、道路が完全封鎖された。ウスパルタクレ‐イストチ間でエンジンを切って、道路上に車を停めた運転手らは何時間も救援を待った。

バスン・エクスプレス通りからTEM高速道への出入口ランプも作業員らの手で車止めを使って封鎖された。車両の同方向への進行が禁止された。

約5時間動けないでいる事を明らかにした某運転手は、「彼らは誤った対応をしている。気象条件(雪が降ること)ははっきりしていた。一車線に継続して(融雪)塩を散布する事で、交通を確保出来たはずだ。私達は5時間立ち往生している」と語った。

一方、別の運転手は、救援が全く来ていない事を告げ、「運転手をなんだと思っているのか?私達は何時間もここで待っている」と述べた
全車線でエンジンが止められた車両により、高速道進入ランプはあたかも駐車場と化した。

■ 進行を阻まれたTIRがTEMの左側車線で駐車した

昨晩TEM高速道で積雪、吹雪、凍結により進行を阻まれた多数のTIR運転手がマフムトベイ地点でエンジンを止め、同高速道の左側車線で駐車した。

TEM高速道マフムトベイ‐バシャクシェヒル間地点で、集中豪雪と吹雪により交通停滞が発生し、15kmに渡って多数車両が待機している様子が見られた。

TEM高速道の交通停滞で進行を阻まれたTIR運転手は、マフムトベイ料金所を通過せず、車両を同高速道の左側車線に駐車する様子が見られた。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:36962 )