エジプト:カイロにおける爆発で死傷者発生
2015年02月27日付 al-Hayat 紙
昨日の爆発現場のひとつ(AP)
昨日の爆発現場のひとつ(AP)

■カイロにおける複数の爆発で死傷者発生

【カイロ:本紙】

大カイロ都市圏の複数の地区を標的とした一連の爆発事件により、労働者1名が死亡、市民6名が負傷した。また、エジプト・パレスチナ国境地帯のラファ検問所近くでは、軍の兵士が胸を撃たれ負傷した。軍の情報筋は、銃弾はガザ地区から発砲されたと推測している。

いくつかの爆弾が昨日(26日)、ムハンディスィーン、インバーバ、南カイロのワッラーク地区で爆発した。保健省によると、爆発により男性1名が死亡、他6名が負傷した。

6ヶ所の爆発では全て、原始的な作りの爆破装置が使用された。インバーバ地区ではファストフードレストランの支店前に爆弾が置かれ、従業員1名が死亡、その他数名が負傷した。また、大手通信会社、ムハンディスィーン地区の人気アパレル店舗が狙われた。他二つの爆弾はラーキー地区の目抜き通りで爆発し、もう一つの爆弾はワッラークの警察署の前で爆発した。

軍情報筋によると、シナイ半島では爆弾がガザ地区との国境地帯付近で爆発した。その後、「恐らくガザ地区から発砲されたと思われる」銃弾により兵士が負傷し、胸に傷を負った危険な状態で病院に運ばれた。

シェイフ・ズウェイドでは、正体不明の武装集団により国営水道会社社長が自宅から誘拐され、シナイ半島における治安部隊は容疑者数十名を逮捕した。その中には「思想的過激組織」と関係があると疑われている、アリーシュ市内の銀行会社員および教師が含まれる。

また、軍情報筋は、治安部隊が「タクフィール主義者の中で最も危険な一人」を逮捕することに成功したと述べた。「諜報機関の情報によれば、その人物はシナイ半島における武装集団において指導的地位に就いており」、「今後その武装集団の統治機構についてその人物を尋問する」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:中山実佐子 )
( 記事ID:37013 )