■スィースイー大統領、北シナイ地域の非常事態宣言と外出禁止令を延長
【カイロ:本紙】
エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、北シナイ都市における非常事態宣言を更に3か月延長し、夜7時から朝6時までの外出禁止令を適用する発令を出した。
この決定は、憲法154条における、議会の承認を経て大統領が3か月の非常事態宣言を発令する権限を持つこと、また議会の3分の1の承認を経て「再び同様の延長をしない」との規定と異なるため、憲法論議を巻き起こした。
スィースィー大統領は一月下旬の延長に先立って、昨年10月24日に非常事態宣言を発令したが、昨日二度目の延長を決定した。同大統領は、次の議会選挙まで暫定的に立法権を持っている。
この決定は、非常事態下での大統領権限におけるイブラーヒーム・マフラブ首相への委任を含み、同様に、軍と警察は、テロ行為やその資金(を断つこと)、さらに周辺地域の治安維持や公的・私的財産の保護のために必要とされる活動を引き継ぐ。大統領府は声明で、「スィースィー大統領は国家の決定により、本4月26日日曜日より、北シナイの複数の地域で、3か月間の非常事態宣言を発令した」と発表した。
(後略)
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( 翻訳者:塚本沙樹 )
( 記事ID:37394 )