シリア:反体制派、現政権との交渉に向け新組織を結成
2015年05月24日付 al-Hayat 紙

■シリア反体制派、現政権との交渉組織を結成

【ロンドン、カイロ、ベイルート:本紙、AFP】

シリア反体制派による拡大会合が来月8~9日にカイロで開催される。現政権との「交渉」を呼びかける政治組織が、同会議により結成される見通しである。この交渉 は、全ての民間および軍事当局を例外なく暫定政府へ移行することを目的としている。一方、イスラーム国組織(ダーイシュ)は、シリア中央部のパルミラ遺跡の城塞址に同組織の旗を掲げ、その翌日には、パルミラ 歴史博物館に侵入した。

エジプト外務省の報道官であるバドル・アブドゥルアーティー大使は、カイロにてシリア反体制派とシリア国民勢力による拡大会合が開かれる予定だ、と述べた。同会合は、2015年1月に開かれた第1回カイロ大会にて開催が決定した。一方、反体制会合の主催者の1人、ハイサム・マンナーウ氏は、200人以上の「アラブ人、クルド人、すべての宗派の「反体制政治組織、武装集団」に属する人物らが、「会合に参加する運びである。政治委員会を選出し、ロードマップや国民憲章の採択を目指す。」と明らかにした。

新組織は「シリア国民反体制勢力」と命名される予定である。また、「我々は、ジュネーブ声明、すなわち全ての民間・軍事当局を例外なく暫定政府へ移行する、と示した声明に基づき、シリア政府代表団と交渉する用意がある。」と付言した。

(後略)

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( 翻訳者:島津杏奈 )
( 記事ID:37614 )