イラク:モースルのイラク部隊は準備不足
2015年05月27日付 al-Hayat 紙

■モースルでの戦闘に配備された部隊は準備不足

【アルビール:バースィム・ファランスィース】

ニーナワー県議会の議員が述べたところによると、モースル市奪還の戦いのため配備された現在の部隊は、「その軍備の弱さから、ダーイシュ」との交戦は不可能であるとし、ラマーディーの陥落が「衝撃を与え、士気を削いだ」と強調した。

アルビール近くには、元警官数千人を含む武装部隊の訓練基地が設けられ、部隊の志願兵たちは、「モースル解放」作戦の実施のため、「国民部隊」と合流した。

同議会の戦略計画フォローアップ委員会のハラフ・ハディード委員長は、本紙に対し以下の通り述べた。「ラマーディーの陥落は全ての者にショックを与えた。士気が下がる中で、地元政府やコミュニティにとっての最大の衝撃がニーナワーを覆った。モースル解放の用意が望まれており、早ければ本日、アンバールの奪還と避難民の帰還が果たされる」。

その上で、同委員長は、「モースル解放基地の用意は、戦闘を開始するには不十分で一時間と持たない。加えて、現存の軍は軍備や設備、また後方支援の脆弱さのため、交戦する能力を有していない」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:川満友梨映 )
( 記事ID:37641 )