イラク:ダーイシュ、モスルの財政責任者を処刑
2015年05月29日付 al-Hayat 紙

■イラク:ダーイシュ、モスルの財政責任者を処刑

【アルビール:バースィム・フランシス】

複数のクルド消息筋は、権力や戦利品をめぐる抗争のため、モスルのダーイシュにおける内部対立が深まっていることを明らかにした。一方、他の消息筋は、ダーイシュが同組織のメンバーへの報酬を含む紙幣を偽造していると述べた。

数週間前、モスルで行われたラマーディー陥落を祝う宴の頃から、ダーイシュ内の外国人メンバーとイラク人メンバーの対立が浮き彫りとなっていた。

また、ニーナワーに本部を置く「クルディスタン民主党」の報道官、サイード・マムーズィーニー氏は本紙に対して以下のように述べた。「ダーイシュのイラク人メンバーと外国人メンバーの対立が深まっている。その状況に関連し、同組織内にある、いわゆるシャリーア裁判所がモスルの財政責任者であり、(外部から)招かれた副総督であるアブドゥルラフマン・ウスビキー氏に対して死刑判決を下した。これは戦利品をめぐる抗争によるものである。」また同氏は、「(構成員が)ダーイシュから逃亡するケースが記録されている」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:内海菜生 )
( 記事ID:37674 )