ガザ:ハマースはPLO執行委員会の干渉を拒否
2015年06月25日付 al-Hayat 紙

■「ハマース」はPLOの国民統一政府形成に対する干渉を拒否する

【ガザ:本紙】

「ハマース」はPLO(パレスチナ解放機構)の執行委員会が国民統一政府形成の問題に干渉することを拒否した。また、国民統一政府形成はマフムード・アッバース大統領から、辞任したラーミー・アブドゥッラー元首相に委託されていた。

「ハマース」は、現在の暫定的な指導部の枠組みは、和解に向けたカイロ合意の結果形成され、「ハマース」と「イスラーム聖戦」の代表者が顔を連ね、公認されており、全ての派閥の代表とみなしている。

「ハマース」のサーミー・アブー・ズフリー報道官は昨日、「同組織は国民統一政府の形成を支持するが、それは政府に関するあらゆる点に対し合意がなされ、現政府から生じた数々の問題に対処するという文脈においてである。」と述べた。

同様に、「ハマース」の幹部で、パレスチナ立法評議会第一副議長のアフマド・バハル氏は、PLOの政治プログラムに基づき、政府を形成するという執行委員会の決定を拒否すると表明した。またその決定は、イスラエルを承認する国際中東カルテットの原則を支持し、オスロ合意に固執し、イスラエルと向き合う中で、合法的なハマースを否定するものであると述べた。

執行委員会のワースィル・アブー・ユースィフ委員は、国民統一の枠組みでの政府形成は、数々の課題や危機に対処するため、喫緊に求められるものであると考えている。同氏は昨日、国内向けラジオ「モウティニー(祖国)」で、「挙国一致政府は、協議が終結し、新政府が形成される時まで残存するであろう」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:中村江見 )
( 記事ID:37953 )