ムーラ県のボドルム郡で、ゴムボートを浸水させてしまった10人の難民が泳いで上陸した。岸から歩いて移動していた難民は、ヨガを行う女性達を唖然とさせながら、ビーチクラブを後にした。

ヤルカヴァクのキュデュル半島ティルキジク入江の浜辺から、4mほどの大きさのゴムボートで出航した10人のシリア人が、100m進んだ後ボートが浸水し沈んだため、危うく死にかけた。難民らはキュデュル半島プレンセス入江に上陸した。

■ボドルムで、それらの瞬間の一枚ずつの映像

沿岸警備隊は難民が上陸したという情報を知らず、ボートが沈んだという知らせを受け、当該地域で2時間の捜索活動を行った。何の結果も得られないまま捜索は終了した。

難民は泳いで上陸した後2.5km歩き、ヤルカヴァクにあるビーチクラブにたどり着いた。シリア人難民は、ビーチクラブの桟橋の上でヨガを行う女性達が唖然とする中、彼らの目の前を通り過ぎて行った。この興味深い瞬間をDHA(ドアン通信社)のカメラが捉えた。難民はビーチクラブの敷地を通ってバスに乗ると、ボドルム市内へ引き返したのが見られた。

海が高いと判断した他の40人の難民のグループもまた、ギリシャの島へ渡るため出航するのを諦めボドルムへ引き返した。

■難民240人、目的達成

一方、ギリシャのコス島とカリムノス島の「www.kosnews.gr」という名前のインターネットニュースによると、今朝、2隻のスクーナーヨットで240人の難民がイスタンキョイ島へたどり着き、コス島、カリムノス島では5000人にもなる難民が、食べ物がないと訴え、騒動をおこしたことが明らかとなり、また市当局や警察本部の建物の前に旗ポールに掲げられていたギリシャの国旗が引きずりおろされようとするや、警察がそれを阻止したことが分かった。それぞれ2つの島に、ロードス島から機動隊が送り込まれたという。

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（ 翻訳者:八木美保 ）
（ 記事ID:38409 )