パレスチナ:ナブルスでパレスチナ人14人が負傷、9人が逮捕
2015年10月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ナブルスでイスラエル占領軍の作戦でパレスチナ人14人が負傷、9人が逮捕
【ナブルス:アナトリア通信】
土曜日(3日)の朝、西岸地区北部のナブルスにてイスラエル軍が行った作戦の中で14人のパレスチナ人が外傷や打撲などのけがを負い、9人が逮捕された。
医療筋は、14人のパレスチナ人は治療のためにナブルスの「ラフィーディヤ」公立病院に搬送された、と述べた。これらのパレスチナ人はイスラエル軍との衝突の中で様々な傷を負った。情報筋によると、病院に搬送された人のうちの10人は実弾によって負傷した。残りの4人は、兵士らに家を突撃され、激しく殴打されたために打撲した。
土曜日(3日)の朝、イスラエル軍はナブルスの複数の地区の家々に突入した。特に「ダーヒーヤ」や「ルージーブ」、「アスカル難民キャンプ」と言った地区で集中的に行った。この突撃で、9人のパレスチナ人市民がイスラエル軍により逮捕され、多くの家の内部が破壊された。
イスラエル軍は、イスラエル刑務所の受刑者「ヌールッディーン・アブー・ハーシーヤ」氏の家に突撃した。彼の家はナブルス東部の新しいアスカルキャンプにある。軍は彼の家族に家の取り壊し通知を渡し、次の火曜日(6日)までに立ち退くよう伝えた。イスラエル当局は、去年の11月にイスラエル兵士を刺した容疑で受刑者のアブー・ハーシーヤ氏を告訴した。
イスラエル人の入植者とその妻が発砲により殺害されたのを受けて、2日前からナブルスではセキュリティを厳重にしている。イスラエル当局は複数のパレスチナ人市民が彼を放置したという容疑をかけている。
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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:38802 )