ヨルダン:イスラエルに対する強硬な姿勢継続(1)
2023年11月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
◼️「強硬」なヨルダン、国際法を「イスラエルに遵守させる」ための対立が外交面で始まった
【アンマン:バッサーム・バダーリーン】
ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣は、ヨルダン政府が外交面・政治面でイスラエルとは反対の立場をとり続けることを決定したとする証拠を新たに提示した。
同氏は土曜日(25日)、欧州の外相2人と共に記者会見を開いた。会見中に彼は、「イスラエル政府は自らの政策に同意しない者全員を攻撃している」と述べ、ヨルダンの怒りを示した。さらに同氏は、イスラエルは国際法を超越する存在ではないし、またそうなるべきでもない、というさらに強い言葉を付け加えた。
ヨルダンの公式の立場からなされた発言を確証することは、副首相や外相、あるいは政府で2番目に権力を持っている人間が対外的な演説や国内向けの文書において時々取り上げてきた問題である。
当のサファディー大臣は詳細な意思決定に最も敏感に関与し続けてきた大臣である。しかし、彼の声明は時折、西洋諸国の外交官を⸺当然ながら、現役の大臣や元外相など多くの同僚をも⸺困惑させるような暗号と化してしまう。そのため、サファディー氏や彼の口から出る迷惑な発言と国益との間に政治的なくさびを打ち込もうとし始めた者もいるほどである。
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( 翻訳者:萩野穂高 )
( 記事ID:56789 )