スーダン:国境なき医師団が声明、「南ダルフール州には援助が足りている人はいない」(1)
2024年12月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国境なき医師団: 飢餓と死の危険が南ダルフールの住民全員を脅かしている-(ブログ)
【ハルツーム:アナトリア通信】
国境なき医師団(MSF)は水曜日、スーダン南西部の南ダルフール州で、飢餓と栄養失調による死の危険が「今や全ての人を脅かしている」と述べた。
MSFは声明を出し、子ども、妊産婦、授乳婦が最も栄養失調に陥りやすいと指摘した。
そして、「南ダルフール州では、栄養失調による飢餓や死の脅威から逃れている人はごくわずかにすぎない」と付け加えた。
声明でMSFは、栄養失調の患者6,000人とその家族、合計約3万人へ2ヶ月分の食糧を配布したと公表した。
そして、「国連を始めとする国際機関が十分な対応を取らなかったために、長引く紛争の影響下で、人々は十分な食糧も、避けられる死を防ぐための適切な医療サービスも受けられずにいる」と続けた。
声明によると、今年10月に州都ニャラ市のMSF支援施設で検査を受けた5歳未満の子どもの23%が急性栄養失調に苦しんでいるということだ。
また、MSFが自身の栄養失調プログラムで重度の栄養失調に陥る危険性が高いと判断された人やその他の健康状況に苦しむ人々に集中的に食糧支援を行っていることも明らかになった。
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( 翻訳者:上野瞭太 )
( 記事ID:59349 )