国際的な麻薬密売組織が密売をスムーズに行うため結婚による結びつきを利用している。インドネシア人女性は結婚を申し入れる外国人には注意が必要だ。
国家麻薬局東ジャワ支部の麻薬撲滅委員長・バスキ・エフェンディ氏は犯行の手口として、先週スラバヤのジュアンダ国際空港で捕まった容疑者・S.E.の例を挙げている。S.E.は妊婦で、着陸の際3キロの覚せい剤を所持していた。
火曜日(2013年5月28日)、取材に応じたバスキ氏は、「S.E.はシンガポールに住むナイジェリア国籍の男性と結婚しているインドネシア人女性であることが判明した」と述べた。
「密売グループは現時点で高度に組織化されたネットワークを作り上げており、運び屋だけでなく、その家族のネットワークも利用している」「海外の組織メンバーらは大抵インドネシアにやってくると一定期間滞在し、その後インドネシア人女性に近づいて結婚する」と同氏は語っている。
容疑者S.E.はスラバヤを経由してシンガポール-ジャカルタをつなぐシルク・エア―機がスラバヤに到着したのち、ジュアンダ国際空港の取締官によって身柄を拘束された。S.E. が持ち運んでいたトランクの内貼りに隠していた禁止薬物はX線検査で探知され、その後ジュアンダ国際空港税関の取締官によって覚せい剤であると確認された。
容疑者は、2006年第17号通関法令102条、及び麻薬に関する2009年第35号法令113条第1項、第2項に違反するとみられ、有罪が確定すると15年の禁固刑、および最大100億ルピアの罰金を課される。
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( 翻訳者:菅沼千絵莉 )
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