ハノイ市、観光客増加を目指し観光環境改善へ
2013年06月27日付 VietnamPlus 紙

6月27日、2013年下半期の業務計画会議において、ハノイ市文化・スポーツ・観光局は、国内外からハノイ市を訪れる観光客増加を目指し、観光環境の改善に積極的に取り組むことを確認した。
 同局は7月より、ハノイ市内のハンザウ通り47番地に観光客サポートセンターを設ける。センターは観光客から寄せられた情報をキャッチし、詐欺、強引な客引き、まとわりつき、「ぼったくり」、盗難といったトラブルへの対処を行う。また旅行スケジュールに関わる情報を観光客に伝達する。
 このほか、同局は宿泊施設の活動の監査・検査を推進する。格付けを申請していない宿泊施設、タクシーと結託して客を騙し押し売りを行なっている宿泊施設、格付けを偽っている宿泊施設を集中的に行なう。同時に、ハノイ旧市街の旅行会社などを監査し、もぐりで活動している旅行会社を集中的に監査するほか、観光客への押し売りに連携して対処する。ハノイ市交通運輸局と共同で、内陸の水上交通手段で観光客を輸送している営業活動を監査する。
 これまで、衛生環境の悪さや、強引な客引きやつきまとい、ぼったくり、盗難といったハノイ市内の観光客をとりまく問題は依然として多く、ハノイ観光のイメージに悪影響を及ぼしてきた。  
 最も問題が多かったのは、旧市街地区、ホアンキエム湖や文廟(孔子廟)周辺、タイン二エン通り、西湖の湖畔の歩道である。
 ハノイ市はこれまで何度も監査や取り締まりを行なってきたが、処罰が不十分であったために違反者への警告が不十分で、関係機関との連携が求められていた。
 今年の年明けから現在まで、ハノイ市を訪れる観光客の数は増加傾向にあり、のべ833万人にのぼり昨年同期と比べ9%多い。そのうち国外からの観光客はのべ103万人と去年に比べ15%の増加であった。日本、韓国、アメリカ、フランス、オーストラリアは高い成長率をもつ観光市場である。
 ベトナム観光総局のグエン・マイン・クオン副総局長は会議で、世界最大規模の旅行情報サイトのTripadvisorの読者によって、ハノイ市がアジアにおいて最も人気のある観光スポット上位25位のうちに選ばれたこと(14位)をハノイ市文化・スポーツ・観光局に伝えた。

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( 翻訳者:奥山貴子 )
( 記事ID:204 )