60万人以上が大学統一入学試験を受験
2013年07月04日付 VietnamPlus 紙

今朝(7月4日)、63万人近くの受験生が、大学統一入試最初の科目である数学を受験する予定だ。試験は論述形式で、試験時間は180分である。
 大学統一入学試験は133の大学等が参加しており、996の試験会場で実施される。試験室は2万4300室を超える。試験の運営のために、各大学は入試業務をする6万9500人近くのスタッフを動員している。
 2012年と比べて、受験生の大学、学部選びの傾向は変化が見られる。経済学部を受ける受験生の割合は10パーセント近く減っているが、それでも依然として一番多くの割合を占めている。その一方で農学部の試験を受ける受験生の数が増えている。
 昨日の受験登録では、経済学部に試験の手続きをしに来た受験生は出願者総数の50~60パーセント程度であり、農学部に試験の手続きをしに来た受験生の割合はより高く、70~80パーセントである。このことは経済学部の「幽霊受験生」が、他の学部と比べてかなり多いことを意味している。
 これは教育・訓練省が経済、財政、銀行の人材を強力に宣伝してきたことが飽和状態に達してしまった結果である。
 試験について、教育・訓練省次官のブイ・バン・ザー氏によると、今年の試験は文化や社会の科目で考える問題が引き続き増える傾向にある。試験内容は高校のカリキュラム内におさまり、特に高校3年生の内容に集中し、受験生を振り分けるのに十分適していて、難しすぎるということはない。
「カリキュラム外や高校のカリキュラムを超える出題はしないし、カリキュラムから削られた部分を出題することもしない。同時に学術的にいまだに論争中である考えや多くの解釈の方法がある考えについても出題しない。従来に比べて、今年の試験はより受験生のレベルに合った内容となっている」と教育・訓練省次官のブイ・バン・ザー氏は強調した。
 そのため、受験生は問題を解くとき、問題文全部を読むことに留意し、簡単な問題を先に選んで難しい問題を後回しにし、難しい問題にとらわれて時間がなくなってしまうのを避ける必要がある。
 2013年の大学入試は基本的に例年との変更点は多くない。試験は依然として3つの共通の形式にしたがって実施される。それは共通の試験問題、共通の試験日程、共通の合否発表である。
 2012年の入試と同様に今年も、筆記具や定規のように試験に必要なものの他に、受験生は彼らが望むのであれば、不正防止に参加するため、録音・録画機能を有しているが画面やスピーカーがなく、受信・送信機能を有しない機具を試験会場に持ち込むことができる。
 受験生は特に試験会場の外に携帯電話を置いておくことにも留意しなければならない。もし試験室に携帯電話を持ち込んだならば、たとえ電源が切れていて使えない状態であっても、受験生はただちに受験停止となる。長年の経験では、携帯電話は受験生が受験停止させられる最大の原因である。

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( 翻訳者:高木陽奈子 )
( 記事ID:220 )