7月8日の夜、ゲアン省のヴィン市において、ベトナムのファム・ビン・ミン外務大臣とラオスのトンルン・シースリット副首相兼外務大臣が、両国国境地域における自由移住者とその事実婚の問題解決に向けて、ベトナム社会主義共和国政府とラオス人民民主共和国政府間の覚書に署名した。
　この覚書はグエン・タン・ズン首相とラオス人民民主共和国のトーンシン・タムマヴォン首相の立ち会いもとで署名された。
　署名式には、関連省庁とベトナム・ラオス国境の10組の省（地方）を代表してベトナム政府のグエン・スアン・フック副首相も参列した。
　これは重要な意義を有する覚書であり、数十年間にわたって存在してきた国境地域の自由移住と事実婚の問題を両国が協力して抜本的に解決するための法的根拠を与えるものである。また国境の住民を安定化させ、政治的安定・秩序・社会的安全を強固にするのに貢献し、平和・安定・友好・協力・共栄の国境線構築に貢献する。
　この覚書は双方が国内での手続きを終え、外交ルートを通じて通知文書が交わされた後に効力を持つ。覚書は発効日より3年間実施される。

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（ 翻訳者:佐久間凱士 ）
（ 記事ID:230 )