10月1日ワシントンで、ベトナムのハー・キム・ゴック外務次官とアメリカのトム・ケリー国務次官補代理の共同主宰による第6回米越政治・安全保障・国防対話が開催された。対話は、二国間の政治、安全保障、国防の諸問題、さらに、双方が関心のある地域問題や国際問題等について話し合う年次協議で、ベトナムの外務、公安、国防の各省、アメリカの国務省、国防総省、国際開発庁、太平洋軍司令部の代表らが出席した。
　対話で双方は、これまでの二国間関係の強力な発展に満足の意を示し、特に2013年7月のチュオン・タン・サン国家主席のアメリカ公式訪問の際の包括的パートナーシップ関係の確立を強調した。これは、双方が二国間および多国間の協力、特に対話の重要テーマである政治、安全保障、防衛の面での協力で、具体的な進展を引き続き達成していくための基礎となるものである。
　双方は、新たなパートナーシップ関係・信頼・虚心坦懐の精神で、包括的パートナーシップの実現、二国間および多国間レベルでの大量破壊兵器の拡散阻止での協力強化、国際犯罪対策協力、海上での法執行能力の向上、国防調達、国連の平和維持活動、人道支援、減災、捜索救難活動、戦争の後遺症の克服、枯葉剤の処理、不発弾・地雷の除去、戦争中の行方不明兵の捜索等のための対策について協議した。
　さらに、出席者らは、地域や世界の安全保障情勢について協議し、地域と世界の平和、安定、繁栄のための地域枠組みの構築に貢献すべく、双方がASEAN地域フォーラム（ARF）、拡大ASEAN国防相会議（ADMM+）、東アジア首脳会議（EAS）、メコン河下流域開発（LMI）といった地域および国際フォーラムでの協力を継続していく必要性を強調した。

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（ 翻訳者:高見彩華 ）
（ 記事ID:326 )