訪越外国人観光客、再び増加
2013年09月26日付 VietnamPlus 紙

 9月27日の「世界観光デー」に合わせ、観光総局は9月26日ハノイで、一連の関連行事をスタートさせた。1980年以降、国連の世界観光機関(UNWTO)は9月27日を「世界観光デー」としてきた。この日に合わせ、世界観光機関の事務局長は毎年、全世界の観光業界がその解決に向け取り組んでいる緊急の課題に関連したメッセージを発表している。今年のテーマは「観光と水—私たちの共通の未来を守る」。
 「世界観光デー」に合わせ、観光総局のグエン・マイン・クオン副総局長は、今年9ヶ月間のベトナムの観光分野の主な活動内容や、今後の主要イベントなどを発表した。
 これまで、ベトナム経済は少なからぬ困難に直面し、外国人観光客の誘致にも好ましくない影響を与えていたものの、観光業界としての成果はかなり好調であった。今年の年初数ヶ月間は外国人観光客が減少したものの、かなりの速さで回復してきている。
 一方、国内の観光客の成長率は引き続き安定し、堅調である。観光総局の統計によると、今年9月にベトナムを訪れた外国人観光客は約61万5000人に達した。これは、前月比では9.1%減少したものの、前年同月比では28.9%増加した。
 今年9ヶ月間では、ベトナムを訪れた外国人観光客は約550万人で、昨年同期比9.9%増。また、同期間の国内観光客は約3100万人で、昨年同期比11%増。観光による収益は1530億ドンに達し、昨年同期比23.5%の増加となった。
 一方、観光総局の副総局長は、これまでのベトナムの観光分野の弱点を率直に指摘した。それによると、ベトナムの観光分野の弱点は、観光地の管理や観光サービスの質の管理が未だに改善されていないという点、広報活動や観光促進が実際の要望に応えきれていない点、観光ガイドに関する需要と供給のバランスが悪く、多くの企業で経営上の困難を招いている点などである。
 9月27日には、ハノイのいくつかの大学、高等専門学校から200人近くの学生が「世界観光デー」に合わせて行われる自転車でのパレードに参加する。

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( 翻訳者:中村詩衣奈、梅原美希 )
( 記事ID:328 )