2015年、越中間貿易額600億米ドルの達成に向けて
2013年10月12日付 VietnamPlus 紙
近年、越中間の経済・貿易、投資協力は多くの新たな成果を達成し、飛躍的な成長を遂げた。1999年に3000万米ドルを超える金額にようやく達した貿易額は、2012年には410億米ドル以上に増加し、両国が掲げた2015年の貿易額を600億米ドルに引き上げるとの目標を早期に達成するための前提条件を作った。
また、双方はエネルギー、工業、交通を通じた連結性の各分野における重要な経済・貿易協力プロジェクトを促進してきた。とりわけ両国は、憑祥-ハノイ間高速道路のような越中間における地域を連結する道路及び鉄道プロジェクトの策定を優先的に推進している。
在中国ベトナム大使館のブイ・フイ・ホアン商務参事官は、東南アジア諸国連合(ASEAN)においてベトナムは中国の重要な貿易相手国の一つである中、現在、中国はベトナムにとり第一の貿易相手国であることを認めた。
2013年8月末までに両国の貿易総額は約320億米ドルに達し、同期比で20%増加した。ベトナムから中国への輸出品は原油、農産物、水産・海産物、林産物、衣料品、靴・履物、電子製品である。中国からベトナムへは、石油・ガソリン、鉄鋼、衣服・革靴の材料、肥料、自動車及びオートバイの部品が輸出されている。
1999年8月から中国の投資家は、ハイフォン市の鉄市場(訳注:主に鉄鋼を中心とする資材により建設されたことからこのように呼ばれる)の建設とハノイの中国料理店経営の総額1,535万米ドル相当の2つのプロジェクトを出発点に、ベトナムへの投資を開始した。これまでのところ、中国は数百件ものプロジェクト(認可額50億米ドル相当)を有し、ベトナムのほとんどの省、市に投資を行っている。
2013年8月までに、中国は、ベトナムにおいて約915件のプロジェクト(認可額48億米ドル相当)を有し、ベトナムへの直接投資を行なっている100か国・地域のうち13位に位置している。
中国商務部アジア司の梁文洮副司長によると、ベトナムは、豊富な労働力と低い労働賃金に代表される優位性ゆえ、中国人投資家による数ある投資先の1つであるとする。中国による直接投資は大都市のみならず、ラオカイ省、ランソン省、カオバン省、ライチャウ省など中国と国境を接する複数の省にも関心の目が向けられている。
一方、(上記の)ベトナム北部山岳地域の各省における中国の投資プロジェクトは、主に、地元にとっての強みである鉱物資源及び原材料の開拓に集中している。
( 翻訳者:高見彩華 )
( 記事ID:341 )