ベトナム共産党第11期中央委員会第8回総会が閉幕(4)
2013年10月09日付 VietnamPlus 紙

 先人の祖国の建設・防衛の教訓の的確な運用

 祖国防衛戦略に関する第9期中央委員会第8回総会決議の実施に関する総括において、中央員会は、過去10年間、国際的にも地域的にも多くの複雑な変動を抱え、国内的にも多くの厳しい困難に直面し、敵対勢力が国家に対する破壊活動を強化するなどの状況下においても、ベトナムは、全党、全人民、全軍の努力、奮闘により、祖国発展のための政治の安定と平和な環境を維持し、独立主権、領土の統一と保全、国家と国民の利益を確実に守り、党、国家、人民、社会主義体制を防衛してきたと一致して総括した。
 ベトナムの経済的潜在力、国際的な威信や地位は向上した。全人民国防と人民治安は強固となった。国防、治安面での潜在力は強化され、祖国防衛の総合力は一段と向上した。しかしながら、祖国の防衛事業はなお多くの困難や課題に直面している。
 中央委員会は、第9期中央員会第8回総会決議が打ち出した目標、視点、方向性、指導方針を引き続き実行し、同時に、新たな状況に対応させるために、それらを修正し、発展させていかなければならないと確認した。「祖国を守りながら、祖国を建設する」や「平時から祖国を防衛する」、戦争や紛争の危険性を早い段階から防止し・排除する術策を持つべし、といった先人の教訓を理解し、的確に運用する。即ち、いかにして、経済を確実なものとし、国防を強化し、国勢を拡大し、国民を安心させ、政治・社会を安定させ、全民族を統一、団結させるかに努めなければならないのである。
 中央委員会は特に、祖国防衛事業に対する党のあらゆる面における絶対的、直接的な指導的役割を常に堅持しなければならず、清廉で強力な党・国家を建設し、全民族の大団結を常に強化、増強し、敵対勢力の陰謀、破壊活動、侵略への警戒を高め、阻止し、いかなる状況においても動ぜず、不覚を取らないとし、また、祖国の建設と防衛という二つの戦略的任務を確実に結び付け、経済社会の発展を国防、治安、外交の強化、増強と連携させ、民族の力と時代の力を結合させる、と強調した。
 引き続き、経済発展任務の確実な把握を中心とし、党建設を要とし、文化の発展を社会の精神基礎とする。また、祖国防衛のため、政治、思想、経済、文化、国防、治安、外交の総合力を構築する。

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( 翻訳者:守屋仁一 )
( 記事ID:345 )