越日協力の潜在可能性はまだ大きい
2013年10月30日付 VietnamPlus 紙
会見において、グエン・タン・ズン首相は、日本は最大の対越ドナー国であり、日本のODAは、ベトナムの社会経済の発展に積極的に貢献していることを強調した。
10月30日午後、政府事務局において、ズン首相は、訪越中の渡邊康平日本メコン地域経済委員会委員長率いる日本商工会議所(JCCI)訪問団と会見を行った。ズン首相は、JCCIとベトナムの各関係省庁・部門のトップとの会談結果を高く評価し、今次訪越はベトナムと日本の経済・貿易・投資協力の推進に積極的に貢献するだろうと述べた。
ズン首相は、これまでの間に越日協力関係は極めて力強く発展し、現在、日本は最大の対越ドナー国であること、年を経るごとに貿易関係も急速に深まって、今日、日本はベトナムにとり第一の貿易相手国の一つであることを強調した。
しかし、ズン首相は、達成できた成果は大変喜ばしいものの、越日協力、特に経済・貿易・投資協力における潜在可能性、協力のメリットにはまだ極めて大きいものがあると述べた。
ズン首相は、ベトナム政府として、ベトナムに進出する日本企業のため常に環境整備を行っていくと述べた。その上で、このことは、日本の投資家の成功であり、まさしくベトナムの成功でもあると強調した。
ズン首相は、こうした共通認識を以て、JCCIが引き続き多くの分野における越日協力の推進に向け積極的な役割を果たしていくことに期待を表明した。同時に、日本メコン地域経済委員会が、ベトナムのメコンデルタ地域に対する日本の投資協力により関心の目を注ぐよう求めた。
ズン首相は、ベトナム政府が常に投資環境の改善に注力し、外国、就中日本の投資企業のため透明性ある投資環境の整備を行っていることを強調した。
渡辺康平氏は、ズン首相に訪問団との会談につき謝意を述べ、JCCIによる今次訪越の目的はベトナムの計画投資省とJCCIとの間の対話に出席し、両国間の経済・貿易・投資などの協力を推進するためベトナムの関係機関と協議を行うことであると述べた。
また、渡辺康平氏は、訪問団の中にベトナムでの投資協力の機会の模索に期待する、裾野産業、ハイテク、IT、エネルギー、農業、環境に関する日本のリーディングカンパニーが多く含まれていると述べた。
渡辺康平氏は、ベトナム政府が引き続き長期的に投資協力を行う日本企業のため環境整備を行っていくことを希望すると述べた。同時に、JCCIとして、日越間の経済・貿易・投資協力の推進に際し、ベトナムの各省庁、関係機関と引き続き緊密に連携していくことを確認した。
( 翻訳者:讃井綾香、広瀬美佳 )
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