季節外れの雨に降られたものの今年度の雨期米高値に(4-46-6-1)
2013年11月24日付 The Voice 紙

ミャンマー全国で、先の11月上旬は、季節外れの雨が降り、雨季米への悪影響もあったものの、収穫された雨季米は高値である旨が、エーヤワディー管区域の地元農民らの話から分かった。
 昨年2012年の雨季米の収穫当初は、籾米100バスケット(1バスケット約20.9㎏)あたりの値段は280,000チャット前後であったが、今年は100バスケットあたり300,000~330,000チャット前後までの値がついたため、100バスケットあたり約5万チャットの高値となったことが、上記地域の籾米市場から分かった。
 籾米価格は良好だったが、ヒンダダ郡では籾米1バスケット(注:原文では100となっている)あたりの重量を46ポンド(約20.9㎏)ではなく50ポンド(約22.7㎏)として買い取っているため、米貯蔵業者のみが高い利益を上げられるであろうと、エーヤワディー管区域ヒンダダ郡セイヂー村落区、フローカーレッ村の農民であるウー・ミョーミンが話した。
 「籾米価格は様々である。昨年より値が張っているのは確かだ。しかし、農民はというと、儲からない。栽培費用が高いのと、雨が降って作物がダメになってしまったのとで損をするのだ」と、同氏が話した。
 農業における農業労働者不足、化学肥料や殺虫剤などの農業投入資材の高価格、米の収穫期における籾米価格の下落や、余剰米の販売などのため、農民生活の向上はまだ見られないと、エーヤワディー管区域ダヌピュー郡、ヨーヂー村の農民であるウー・テインアウンが説明した。
 エーヤワディー管区域内のパテイン、ヒンダダ、ミャウンミャ、ラプッター、マウービン、ピャーポン郡の籾米収穫高は、合計で770万バスケットであり、収穫率は81パーセント以上であったと、エーヤワディー管区域農業局の発表から分かった。
 ヤンゴンの市場では、新米の下級米はマノートゥカ(注:品種名)1袋あたり1,7000チャット~19,000チャットであること、古米は20,500チャット~21,000チャットであることが、バインナウン米市場から分かった。
 各地の上級米の価格は1袋当たり33,000チャット~39,000チャットであり、シュエボー・ポーサン(注:品種名)は1袋38,500チャット前後であると、ワーダン米買付所から分かった。

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( 翻訳者:酒徳 結 )
( 記事ID:411 )