11月12日午前、国会議員総数の87.95％の賛成により、国会は2014年の国家予算案に関する決議を採択した。また国会は、同数の賛成をもって、2013年の国家予算調整案に関する決議も採択した。
　2014年の国家予算案に関する決議によれば、国家歳入は782兆7千億ドン（訳注：約375億米ドル）、国家歳出は1,006兆7千億ドン（訳注：約480億米ドル）である。ベトナムの財政赤字は224兆ドン（訳注：約107億米ドル）で、GDPの5.3％に相当する。
　また、国会は、政府がマクロ経済の安定維持に向け金融政策と足並みを揃え、財政規律を強化し、緊縮財政政策、歳入・歳出計画の再構築を実施するよう求めた。具体的には、国家管理機構と公共事業費用の支出を徹底的に抑制すること、事業の効果に沿うよう支出構造と経費配分を結びつけ人員の合理化を実現すること、会議、シンポジウムの開催費用及び海外出張の費用、祭事、記念式典、起工式、開通式、総括式の費用及び必須でないその他費用を最大限削減し、法律の規定に則り使用する以外の公用車の購入しないこと、財源の移転を最大限制限するため緊密に管理することである。
　国家予算調整案に関する決議によると、国会は、中央部門の赤字を補てんするため、2013年の財政赤字のレベルを上げることを政府に委ねたが、実質GDPの5.3％にあたる195兆5千億ドンを超えてはならないとした。（国会は、引き続き政府に対し、）地方が支出の抑制、不要でかつ効果のない支出のカットなど徹底的に見直しを行って、十分な補てん資金がない地方には、2013年の財政赤字補てんのため、70％を超えない範囲で金融準備金を使用することを許可するとの指導を行うよう任務を委ねた。

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（ 翻訳者:守屋仁一 ）
（ 記事ID:421 )