「ベトナムは持続的な発展のためODAを必要としている」
2013年11月26日付 VietnamPlus 紙

 「ベトナムはまさしく中所得国であるが、持続的な発展を確保するため、また中所得国の罠に陥ることを避けるべく、ODAを通じた国際社会からの支援が真に必要である。」
 これは、ベトナム開発フォーラム(VDPF)に先んじて、11月26日にハノイで行われた計画投資省主催の第7回援助効果フォーラムに参加したスピーカーとドナーの共通した見解である。
 フォーラムにおいて、出席者は、ベトナムと各ドナー間の協力発展関係20年の成果とベトナムの新たな発展の状況に基づき、ベトナムの協力発展関係の展望に関し議論を行った。
 計画投資省によると、過去20年間で、各ドナーは782億ドルをベトナムに供与する約束をし、そのうち、正式に協定を締結したのは585億ドルである。その中で、ODAを通じ、多くのプログラムと案件に活用された376億ドルは、ベトナムの成長と経済発展のための基礎を作るとともに、飢餓撲滅、貧困削減に貢献してきた。
 しかし、新たな状況下で、ODAは減少される傾向にある。こうしたことから、出席者は、ベトナムは低優遇の借款も効果的に活用し、その他の財源を模索するため、政策、方向性を打ち出し、より良い解決策を講じる必要があると述べた。
 財源の他にも、ベトナムは、先進国と途上国間の南北協力、発展途上国間の南南協力、ドナーの支援を受けている発展途上国間の三角協力を通じ、技術協力、発展に関する知識と経験の共有、技術移転を推進していく必要がある。
 AEFの共同議長であるアジア開発銀行(ADB)ベトナム事務所の木村知之所長は、引き続き、各パートナーは、今後のベトナムの発展という共通目標に向かっていかねばならないと強調した。
 今次AFE7は、保健省の各部門における協力文書の作成、市民社会組織のための人材育成センター(CSO-RC)の設立(訳注:正しいベトナム語はTrung tâm nguồn lực cho các tổ chức xã hội Việt Nam)に関する提案といったより実践的なイニシアティブについてなど、2013年のAEFの成果に関する評価に基づき、2014年‐2016年の活動計画について議論を行い意見がまとまった。
 この中で、地域と世界における援助向上フォーラム、特に2014年4月にメキシコで開催されるグローバル・パートナーシップ・ハイレベル会合や2015年以降の国連の計画策定におけるベトナムの果たす役割が強調された。
 グエン・テー・フオン計画投資省次官は、釜山パートナーシップ・ドキュメント(BPD)及びベトナム・パートナーシップ・ドキュメントの作成と実施を通じ、各ドナーが、(ベトナムの)発展のため協力し合い、援助が一層(ベトナムの)発展に寄与するよう努力していることを高く評価した。

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( 翻訳者:佐久間凱士、高見彩華、樋口由里子 )
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