精神疾患の患者に対して第二回目の出張治療へ(9-49-10-1)
2013年12月15日付 The Voice 紙
ヤンゴン 12月11日
世界保健機関(WHO)と主要精神病院が共同して、6つの郡に住まう精神疾患患者のために、新年初旬に第二回目となる無料の出張治療を開始していく予定であると、ヤンゴン精神病院の院長Dr.チョーソーが話した。
「シーゲームが終わったら、続きの計画を立て、2月くらいには現地に出かけられるはずだ」と同氏が話した。
そうした出張治療が行えるよう、現在計画を練り、訪問する郡を選んでいるところである旨、また、大半はヤンゴン管区域内の郡になる可能性が高いと、同氏が話した。
保健省と外部の寄進者の協力により、今年の初めにヤンゴン管区域内のチャウタン郡で出張治療を行ったが、WHOの技術支援と寄付による基金増収のお陰で、今回は郡の数が増えたこと、出張治療プログラムを2014年2月に始めるつもりであることを、同氏が加えて話した。
出張治療をする医療チームには、精神科医、看護婦、社会福祉担当の行政職員および10人程度のプライマリケアスタッフが含まれることが、同氏の話から分かった。
「人々は精神疾患というと、気がおかしくなることと考える。気持ちが沈み、鬱病になっていても、自分でそうだと知らない人もたくさんいる。人は誰でも、自分自身が望まない変化や、心が傷つくことを経験すると、心の健康を損なうものだ」と、国内の社会福祉組織に属する精神カウンセラーの一人が語った。
精神病院として、このように出張治療をするというなら治療を長期間にわたって行うべきであり、精神の健康を害している人たちの一部は、カウンセリングをしてあげるだけで心の健康を取り戻す可能性があると同氏が助言した。
今年は、ヤンゴン管区域チャウタン郡に出向き、900人を超す患者を治療したことが、同病院への聞き取りで分かった。
( 翻訳者:酒徳 結 )
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