8万人の女性労働者の健やかな母体を守る
2013年12月12日付 VietnamPlus 紙
「医療幹部の能力向上活動を通した、労働者の出産健康状態の改善」プロジェクトは、2010年から13年までの3年間余り、ベトナム南部ドンナイ省の8万人余りの女性労働者が健やかな出産や家族計画に取り組むのを支援してきた。
ベトナム・マリーストープスインターナショナル(MSIVN)とポウチェン・グループ(台湾、中国)がドンナイ省で共催した、「2010年から13年までのプロジェクトの総括と現在から2015年のプロジェクトの展開」において公開されたデータによれば、8万人以上の女性労働者のうち7万4千人以上がグループ討論に参加し、6,200人近くが出産健康サービスを受けている。1200人は助成された避妊措置を受け、800枚以上のサービス・カードが妊娠中の診察・治療費の補助のために労働者に配布された。
現在から2015年までの期間、プロジェクトは55万米ドルの財源によって運営される。これで、これから3年間で約7万人の労働者が出産の知識を吸収し、出産のサービスを受けることができると見込まれている。5000枚の診察券が発行され、貧しい労働者へ優先的に贈られる。
女性労働者への出産健康サービスは、プロジェクトがドンナイ省ビエンホア市に設立したクリニックでMSIVNによって進められる。
MSIVNの指導者によれば、国連人口基金の統計は、ベトナムでは、家族計画に1ドル投資するごとに8ドルを節約することができ、同時に早産、望まぬ妊娠や出産による母子の死亡率を減少させうることを示している。出産健康サービスを受ける権利を保障することは、労働者を満足させ、企業との結びつきを強めることにもなる。
( 翻訳者:佐久間凱士 )
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