ジャカルタ南部ブキット・ドゥリ地区を通過する電車は1メートルに達した洪水のため立ち往生。(2012年1月13日)大雨とボゴールに発する増水で、ジャカルタの多くの地域が冠水.
ジャカルタ、kompas.com
1月12日以降続いている洪水について、ジャカルタ首都特別州の対策は昨年より向上したと評価されている。昨年から複数の河川で行われている改修の試みが状況の改善に役立っている。
「状況はきっと改善されると思う。インフラの面でも、河川の受容力の面からみても」と、さる1月13日、公共事業省水資源事業総局のモハマッド・ハッサン総局長は公共事業省庁舎での記者会見で述べた。
この洪水対策事業は、公共事業省とジャカルタ首都特別州政府の技術機関の共同作業であると同局長は述べた。同局長によれば河川改修の試みは昨年の12月以来すでに行われているという。
ハッサン総局長によると、4つの河川、すなわちアンケ川・チリウン川・プサングラハン川・スントゥル川はすでに改修されており、公共事業省もすでにチリウン川と東洪水放水路を接続させる人工水路を建設している。
チリウン川の水位が上昇した際、その人工水路を通って東洪水放水路に流れることを期待していると同局長は述べた。また「数か月前いくつかの河口の改修も行われた」と付け加えた。
本紙の13日の朝刊が報じているように、雨季はまだピークに達していないものの、ジャカルタとその周辺の川はすでに氾濫し、道路や居住区が冠水している。道路上のいくつかの地点は50センチから1メートルに及ぶ浸水のせいで、深刻な渋滞やまったく通行できない事態が生じている。
河川のすぐそばにある居住地区や住宅地の冠水は1メートル以上に達している。インドネシア国家防災庁(BNPB)の記録では、13日の昼までにジャカルタでは18郡の31区下、75町内会の276隣組で冠水被害が出た。
インドネシア国家防災庁(BNPB)のストポ・プルウォ・ヌグロホ情報広報センター長は、洪水で2万4269人が住む7367戸が冠水の被害を受けたと述べた。「5152名の避難民が35の避難所に散らばっている。洪水の水位はそれぞれの地点で異なる」と同センター長は13日、書面で説明した。
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( 翻訳者:南雲康平 )
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