ウォルマートグループがベトナムの製品を輸入する意向
2014年01月07日付 VietnamPlus 紙
米国ウォルマートグループのイグナチオ・ロペス・グローバルソーシング担当副会長は、自社の小売チェーン向け商品供給のため、今後、同グループがベトナムの製品を輸入することへの期待を表明した。
ロペス副会長はウォルマートがベトナムの製品を輸入することは、越米の全面的協力関係に関する合意の精神に正しく則ったものであり、二国間の協力関係の促進に貢献するだろうと述べた。
1月7日、ロペス副会長との会談において、ヴー・ヴァン・ニン副首相は、米国はベトナムにとり第1の貿易相手国、第7番目の直接投資国であるなど、越米関係が引き続き前進していることに歓迎の意を表明した。現在、双方は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に積極的に参加している。
ニン副首相は、両国間で確立された全面的協力関係によって、今後、二国間の経済・貿易協力が力強く推進するものと確信すると述べた。副首相は、ベトナムの市場および米国と他の国々におけるウォルマートの小売チェーン向け商品供給のためのベトナム製品の購入について、同グループが関心を寄せていることを歓迎し高く評価した。
ニン副首相は、ウォルマートによるベトナム製品の輸入の意向はベトナム企業の販売に寄与するだけでなく、同グループの製品の品質に関する要望に応えるべくベトナム製品を供給する側に対する訓練・育成支援のため、同グループの小売業分野におけるトップ専門家の派遣を通じ、ベトナム企業の技能、技術と生産レベルの向上に貢献するだろうと評価した。
ニン副首相は、ベトナムの製品は200近い国と地域の市場に出回っていると述べた。米国による2013年11月までの計算では、ベトナムは対米輸出国のうち23番目に位置する。このことは、ベトナムの製品が米国や欧州のような(評価の)厳しい市場を含む世界の国々で関心と信頼を得てきており、またこれからも得ていくことを示している。
また、ニン副首相は、ベトナムがTPP交渉及びベトナムと各国の自由貿易協定(FTA)交渉を進める上で、ウォルマートグループがベトナムを支持することを希望していると述べた。
( 翻訳者:讃井綾香、佐久間凱士 )
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