クアンニン省、経済特区に関する国際シンポジウム開催
2014年02月13日付 VietnamPlus 紙
中国と国境を接するクアンニン省は、3月20日から21日にかけて、世界経済特区発展フォーラムの国際シンポジウムを初めて開催する予定である。
この知らせは、クアンニン省ハロン市において2月13日に開かれた共同記者会見「経済特区発展に関する国際シンポジウム—経験と機会—」でクアンニン省人民委員会によって発表された。
「経済特区発展に関する国際シンポジウム—経験と機会—」は、ベトナムのクアンニン省国際シンポジウム組織指導委員会と中国の中国経済特区研究センター、深圳大学、広東省により開催される。
同シンポジウムは、ベトナム政府首相が同意し、クアンニン省を指導して開催される。
同シンポジウムは、ベトナムの中央官庁、クアンニン省、各地方、組織、企業、国際的科学者・学者などが、過去30年の世界各地の自由経済区、経済特区のクラスターモデルの形成・発展に関する情報、つまりベトナムの経済特区を発展させるための経験と機会についての情報を交換する場になる予定だ。
シンポジウムでは世界各国からの科学者の経験を交換・学習することを目指し、それを通して、狭くはクアンニン省の、広くはベトナムの経済特区のモデルを建設し発展させる政策や解決法を提案することを目指す。
シンポジウムには、ベトナムの中央官庁の代表や科学者、専門家、管理者、経済特区について世界でも一流の評判と経験を持つ講演者ら350人を招くとともに、クアンニン省、カインホア省、キエンザン省、ラムドン省の4地方の高級幹部が参加する。この4地方は、今後、経済特区を建設・発展させていくのにベトナムで最も有利な条件と卓越したポテンシャルを持っている地方である。
国内外の200人以上の報道関係者が出席し、シンポジウムについてのニュースを配信した。選ばれた講演者は国内、海外(中国、シンガポール、韓国、インド、日本、アメリカなど)からの定評のある専門家たちで、シンポジウムには26本の論文が発表される予定である。
シンポジウムの主な内容は、経済特区や自由経済区の発展の為に国際社会が培ってきた経験に関する議論や、意見交換が中心になる見込みだ。この中でも特に重視されるのは、制度や政策のしくみ(土地、金融、銀行、税務、マンパワー等)、行政(機構組織、行政手続き等)、利害と困難や課題、業界の発展戦略、投資の吸収、同時的なインフラ発展策、持続可能なグリーン経済の発展や、経済特区の建設を進める際のサービス経済部門の発展傾向などである。
これらの経験が、ベトナムの経済特区、すなわちクアンニン省ヴァンドン経済特区とモンカイ自由貿易港経済区を発展させる為に、実際の状況に適用される。
国際科学シンポジウムの傍らでは、1)クアンニン省、ベトナム工業室、いくつかの地方の指導者と科学者らによる経済特区の建設に関する座談会(3月19日)、2)文化交流(3月20日夜)、3)各代表のヴァンドン、ハロン湾、イェントゥー参観(3月22日から23日の2日間)などの活動が行われる。
( 翻訳者:梅原美希、小泉里夏 )
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