２月13日、ベトナムのＩＴ・通信企業であるFPT社は正式に2013年の営業収入が、2012年比13％増の28兆6,470億ドン（13億6,000万米ドル相当）に達したことを発表した。
　このうち、納税額は2012年比8.8％増の4兆430億ドン、税引き後利益は2兆650億ドンとなった。
　FPTの中核事業は軒並み高い成長を遂げており、特にＩＴと通信の二つの事業が好調で、FPTの税引き前総利益の75％を担っている。
　この中でもＩＴ事業（ソフトウェア輸出、ソフトウェアソリューション、システム適合、情報技術サービスの各分野を含む）の総営業利益は前期比10％増の6兆5,370億ドンとなり、当初計画を100％達成している。
　特筆すべきはソフトウェアの輸出事業で、2012年比24％増の2兆1,540億ドンを売上げ、1億米ドルを越えている。ＩＴ事業の税引き前利益は9,170億ドンで、FPT全体の総売上げの36％を担っている。
　通信事業（通信サービスとデジタルコンテンツを含む）の営業収入は、2012年比11％増の4兆1,370億ドンに達し、インターネット分野でも大幅に増加し、企業向け個人顧客向けの各サービスも増加して2012年比18％増の3兆2,540億ドンの売上げに達した。
　通信事業の税引き前利益は9,700億ドンで、FPT全体の利益の39％を担っている。
　市場が精彩を欠くなか、FPTは分配と小売の分野でもかなりの成長を遂げた一年であった。この分野での営業収入は、小売チェーンの拡大により、2012年比22％増の17兆4,200億ドンに達した。
　FPTは、2013年に小売分野は100店舗を達成し、2012年と比べ店舗数を2倍、営業収益を3倍近く増加させるという目標を、当初予想の47％超えで達成したことを発表した。

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（ 翻訳者:小谷岳、川野目明日香 ）
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