ベトナムをジーンズ生産の世界的な中心地に
2014年04月06日付 VietnamPlus 紙
スペインの衣料品仕上げ技術に関する専門会社のジーノロジア(Jeanologia)は、ベトナムのパートナー会社であるPPJとともに、投資してベトナムをジーンズ生産の世界的な中心地へと変化させる希望を持っている。
ジーノロジア社のエンリケ・シラー社長によると、ベトナムは、世界の衣料市場において強力な競争相手として浮上してきている。そのうち、ジーンズとニット製品はベトナム衣料の中で高い競争力を持った衣料品である。
シラー社長は、現在、ジーンズに関する世界最大の生産国である中国がジーンズ生産の政策を変更していることで、投資資本の流れがベトナムに移転する方向に向かっていると述べた。
したがって、これはベトナムがジーンズ生産の世界的な中心地となり、(現在ジーンズ生産で)ナンバー1である隣国の中国を追い抜く機会を掴むために重要な時期であるとシラー社長は認めた。
シラー氏は、そのためにもベトナムが依然として安い人件費による利点を生かしているだけでなく、製品の質を高めるため現在の生産技術を刷新することにも集中しなければならないと述べた。
シラー氏はリーバイス・ストラウス(Levis Strauss)のような世界的に有名なジーンズ生産の会社、あるいはUNIQLLO、ザラ(Zara)、H&M、G STAR、A&F、Polo Jeansなどの小売業者はベトナムの成長力を感じており、(その動向を)注視していると述べた。
今後引き続きジーノロジア社は、ベトナムの衣料市場にアクセスし、質が高く環境にやさしい世界市場で競争力のあるジーンズ製品を作るべく、レーザーやオゾン技術のような現在のジーンズ製品の技術を(スペイン)国内の生産者のために供給することのできるパートナーとなることを期待している。
( 翻訳者:佐久間凱士 )
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